矯正歯科では、歯並びをきれいに整え、以下のようなお悩みを解決するための治療を行っています。
- 歯並びが不揃いである
- 歯と歯の間に隙間がある
- 奥歯でしっかり噛むと前歯がかみ合わない
- 上下のあごあるいは歯が横にずれている
- 歯がねじれている
- 出っ歯や受け口である
お子さまの歯並び矯正は早い段階で行うことで大きなメリットを得ることができます。
成長発育する力が存在している子どもの時期に開始することで、骨格への治療という"歯並びのための基礎的治療"を行うことができます。また、将来大人の矯正に移行した際に抜歯の可能性が低くなるなど効率的な治療が可能になります。
- ムーシールド
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ムーシールドとは、下の歯が上の歯より前に出ている反対咬合(受け口)のお子さまのための治療用装置です。
2~3歳くらいからの早期治療が可能です。 - 床矯正
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床矯正は年齢が低く従来の矯正治療ができないお子さんも、気になったときから始めることができます。また、極力歯を抜かないで済むように「噛む」ということを意識した矯正治療です。
気になった時が、矯正治療開始時期ですが、小学校低学年から開始するのが効果的です。状態によっては5歳ぐらいから治療することも可能です。 - 一般矯正
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一般矯正を開始する目安としては上下の前歯4本と6歳臼歯が生えそろった7~8歳の時期から永久歯と乳歯が混在している11歳くらいまでの期間が一般的です。 ただし、反対こう合(受け口)のお子様は、乳歯の時期から治療を開始します。
歯並び・噛み合わせは想像以上に体の様々な箇所へ影響があります。
悪い歯並び・噛み合わせのもたらすもの
- 磨き残しが増えて虫歯や歯周病、歯槽膿漏になりやすい
- 上下のあごの発達や顔の形にも影響が出る
- 正しい発音がしにくくなる
- よく噛めないので胃腸に負担がかかる
- 口元がコンプレックスになる、人前で笑えなくなる
- 顎関節症になりやすい
- 虫歯や歯周病といった病気のリスクが大幅に減る
- 食べ物がよく噛めるようになり、胃腸の消化を助ける
- 口元が整って、表情が美しくなり、自分に自信が生まれる
矯正装置というと、ギラギラした金属の矯正装置のイメージを持っている方も多いと思いますが、目立ちにくい矯正装置や白色の矯正装置もあります。
装置は透明または白色のため、通常の金属の装置よりも目立ちにくく、見た目に優れているといえます。
現在では、摩擦抵抗力の小さいノンフリクションブラケット装置の開発により、弱い力で短期間・痛みの少ない矯正治療を行うことが可能です。
虫歯の治療と違い、矯正治療は時間がかかります。
当院では、治療手順や治療内容など、患者様に必要な情報をしっかり提供し、同意を得たうえで治療を進めて参ります。
気になっているところや治療に対する希望をお聞きしながら、お一人おひとり丁寧にお口の中を見させて頂いた上で、矯正治療を行うことができるかどうか、お子様の成長状態も含め、判断してから治療に入ります。